A GIP/GLP-1受容体作動薬 (マンジャロ)  ▼承認医薬品等(異なる目的での使用)
 本診療科目に用いるマンジャロは、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。肥満治療目的での処方は国内で承認されていません。万が一重篤
 な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。  ▼入手経路等
 当該医薬品は、国内正規販売代理店(医薬品卸業)から仕入れています。  ▼国内の承認医薬品等の有無
 マンジャロと同成分のゼップバウンド、またサノレックス、ウゴービ等が肥満症の治療薬として国内で承認されています。  ▼諸外国における安全性等に係る情報
 同一成分の注射製剤が日本の厚生労働省とアメリカ食品医薬品局(FDA)で肥満症治療薬として承認されています。(承認年月日:日本2024/12/27、アメリカ2021/06/04)  ▼副作用
 低血糖症状(冷や汗、気持ち悪くなる、手足の震え、ふらつく、脱力感)、嘔吐、腹痛、下痢、便秘といった症状が記載されています。
 それらの症状は緩和していきます。一般的には問題なく投与いただける方がほとんどです。極めて稀ですが急性膵炎などの副作用もあります。
 もし症状が辛い場合は使用を中止し、当院やかかりつけ医などにご相談ください。