監修医師

日本産科婦人科専門医
株式会社 産燈堂 代表取締役
「中出しによる妊娠の確率はどれくらい?」
「生理中や安全日に中出しされても大丈夫?」
結論、排卵日以外の膣内射精による妊娠確率は10〜25%ほどと言われています(タイミング・個人差あり)。
(参照元:New England Journal of Medicine, 1995)
「排卵日ではないから大丈夫」は大きな誤解です。排卵のタイミングは変動することもあり、精子も思った以上に長く生き残ります。避妊を適切に行わなければ「安全日」は存在しないのです。
不安を感じながら過ごすくらいなら、最初から確実な避妊をするか、万が一避妊を行わない無防備な性交渉を行なってしまった場合は早めに対策を講じることが大切です。今すぐできる対策は「緊急避妊ピル(アフターピル)」の服用です。
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本記事は、厚生労働省の「緊急避妊薬のスイッチOTC化に関する審議資料」およびWHOの「緊急避妊薬に関するファクトシート」などの公的資料に基づいて作成しています。医師の診察を経ずに購入できる個人輸入品や並行輸入品は医薬品副作用被害救済制度の対象外であり、政府広報オンラインでも注意喚起されているとおり安全性や効果が確認されていない場合があります。服用は必ず医師の指導のもとで行ってください。
中出し(腟内射精)による妊娠確率は?

オックスフォード大学の研究によると、中出し(膣内射精)による妊娠確率は排卵日や年齢によって変動することが示されています。結論からお伝えすると、避妊しなかった場合はどんなタイミングであれ妊娠の確率はあります。
避妊をせずに性行為をした場合、排卵日や年齢によって妊娠確率は変動します。特に排卵日前後は妊娠の可能性が高く、若年層ほど妊娠しやすい傾向があります。しかし、排卵日でなくても、精子は体内で数日間生存するため、どのタイミングでも妊娠の可能性はゼロではありません。
1回の中出しで妊娠する確率は15~25%程度
避妊をせずに性行為を行った場合、1回あたりの妊娠確率はおおよそ15~25%とされています(参照元:New England Journal of Medicine, 1995)などから導かれた数値です。
さらに、避妊を行わずに1年間性交を続けたカップルの約85%が妊娠するとされており、この統計からも1回の行為で妊娠が成立する確率が決して低くないことがわかります。「一度だけだから大丈夫」という考えは医学的には危険であり、短期間でも高い妊娠リスクを伴う点に注意が必要です。
安全日の中出しによる妊娠確率は0~5%と低い
生理中やいわゆる「安全日」とされる時期は排卵から離れているため妊娠確率は低く、0~5%程度とされています。ただし、精子は体内で3〜5日程度生存できるため、生理後に排卵が早まった場合には妊娠が成立する可能性も否定できません(参照元:東京都医師会「性ってなんだろう?」)。
月経周期が不規則な人では排卵日を正確に予測できません。BMJに掲載された研究によると、規則的な周期の女性であっても生理開始7日目で17%が妊娠可能期に入っていたことが示されています。また、月経予定日当日でも約6%が妊娠可能期に該当しました(参照元:The timing of the ‘fertile window’ in the menstrual cycle)。この結果から、「安全日だから安全」という考えは誤りであり、確率が低くても妊娠のリスクは常に存在する点を理解しておく必要があります。
危険日の中出しによる妊娠確率は28~53%と高い
排卵日付近、特に排卵の2日前から当日にかけては妊娠の可能性が最も高くなり、性交1回あたりの妊娠確率は28~53%に達すると報告されています。この期間は卵子が受精可能な時間と精子の生存期間が重なるため、妊娠が成立しやすくなるのです。
つまり2回に1回近い割合で妊娠が起こり得る計算となり、避妊をしていない性行為は非常に高いリスクを伴います。「危険日」を自覚しながら避妊を怠ることは望まない妊娠につながる可能性が高いため、特に注意が必要です。
年齢が上がるにつれて妊娠確率は下がる
避妊に失敗した場合でも、妊娠の確率は年齢によって異なります。一般的に、30代後半以降では妊娠の可能性が低下するとされていますが、妊娠のリスクが完全にゼロになるわけではありません。
加齢により、精子の運動性低下や卵子の減少が生じるため、妊娠の可能性は下がるとされています(参照元:文部科学省「妊娠・出産に関連して」)。ただし、20代や30代前半ではまだ妊娠率が高い状態であるため、避妊失敗後の対応には注意が必要です。妊娠を望まない場合は、自分の年齢や状況を考慮し、早急に適切な行動を取ることが大切です。
避妊に失敗した場合は、時間を無駄にせず、できるだけ早くアフターピルを服用することが重要です。アフターピルは性交後72時間が最も効果的ですが、120時間まで有効な種類も存在します。
パーソナルケアクリニックでは72時間アフターピルも120時間アフターピルも取り扱っています。なるべく早い服用が大事なので、今すぐこちらから相談してみましょう。
中出し(腟内射精)してしまった!妊娠確率を下げる2つの緊急避妊法

避妊をせずに性行為をしてしまった場合、妊娠のリスクは決して低くありません。しかし、適切な対応を早急に取ることで妊娠の確率を下げることが可能です。特に有効とされるのが「緊急避妊薬(アフターピル)」の服用です。現在、日本で一般的に使われるアフターピルには次の2種類があります。
- 72時間アフターピルを服用する
- 120時間アフターピルを服用する
いずれも早く服用するほど避妊効果が高まります。迷ったらできるだけ速やかに医療機関やオンライン診療を利用し、処方を受けることが重要です。
緊急避妊法①:72時間アフターピルを服用する

引用:パーソナルケアクリニック
72時間アフターピルは、性交後72時間(3日)以内に服用することで妊娠の可能性を低下させる薬です。代表的な薬剤は「ノルレボ」やそのジェネリックである「レボノルゲストレル錠」で、厚生労働省にも承認されています。服用が早ければ早いほど効果が高く、24時間以内の服用で約95%、72時間以内でも約85%の避妊効果が期待できます。

ただし副作用として吐き気や頭痛が出る場合があり、まれに嘔吐によって薬が十分に吸収されないこともあるため、服用後は体調の変化に注意する必要があります。
パーソナルケアクリニックでは72時間アフターピルとして、レボノルゲストレルとマドンナを取り扱っています。避妊に失敗したと悩んでいるなら、今すぐこちらから連絡してみましょう。
緊急避妊法②:120時間アフターピルを服用する

引用:パーソナルケアクリニック
120時間アフターピルは、性交後5日(120時間)以内に服用できる比較的新しい緊急避妊薬です。日本では「エラワン(ウリプリスタル酢酸エステル)」がその代表で、特に排卵直前の避妊効果が高いとされています。72時間を過ぎても使用できるため、タイミングを逃した場合でも妊娠回避の選択肢を持てるのが大きな利点です。
避妊効果はおおむね85%以上とされますが、時間が経過するほど効果は低下します。副作用は軽度の頭痛や吐き気などが多く、比較的安全に使用できるとされています。ただし市販はされておらず、必ず医師の処方が必要です。
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中出し(腟内射精)で妊娠してしまったか確認する3つの方法

避妊をせずに性行為をしてしまった場合、最も不安になるのは「妊娠してしまったかどうか」です。妊娠の有無をすぐに確定することはできませんが、いくつかの方法を組み合わせることで早めに確認が可能です。代表的な確認方法は次の3つです。
- 生理予定日を待つ
- 妊娠検査薬で検査をする
- 産婦人科を受診する
それぞれの方法には確認できるタイミングや精度に違いがあるため、状況に応じて適切に選ぶことが大切です。
確認方法①:月経予定日を待つ
妊娠の有無を知る最も自然な方法は、月経予定日を待つことです。妊娠が成立していなければ通常の周期通りに月経が始まりますが、妊娠している場合は予定日を過ぎても月経が来ないことが多くなります。
ただし、体調やストレスなどによって月経が遅れる場合もあるため、「生理が遅れた=必ず妊娠」とは限りません。数日経っても生理が来ない場合には、妊娠検査薬を使う、あるいは医療機関で診察を受けるなど、次の確認手段へ進むことが推奨されます。
確認方法②:妊娠検査薬で検査をする

引用:パーソナルケアクリニック
妊娠検査薬は市販されており、自宅で簡単に妊娠の可能性を確認できる方法です。尿中のhCGというホルモンを検出することで妊娠を判定します。使用できるのは通常「生理予定日から1週間後」以降とされており、この時期に使用すると高い精度で判定が可能です。
ただし、生理予定日直後など早すぎるタイミングでは正確な結果が出ないことがあります。判定が陽性であれば妊娠の可能性が高いため、必ず産婦人科を受診し確定診断を受けることが重要です。
パーソナルケアクリニックでは妊娠していないか不安な方のために、生理予定日の3,4日前に検査可能な妊娠検査薬をセットにした「安心セット」を用意しています。最短37分で手元に届く特急便もあるので、今すぐこちらから不安な気持ちを相談してみましょう。
確認方法③:産婦人科を受診する
妊娠を確実に確認する最も信頼できる方法は、産婦人科を受診することです。超音波検査や血液検査を通じて、妊娠の有無や子宮内での発育状況を確認できます。特に妊娠検査薬が陽性を示した場合や、生理が2週間以上遅れている場合には早めの受診が勧められます。
また、異所性妊娠や流産の兆候など自己判断ではわからないリスクもあるため、医師の診察を受けることで安全に今後の対応を決めることができます。望まない妊娠の可能性がある場合も含め、早期に相談することが大切です。
実際に中出しセックスしたことある人の割合はどれくらい?

避妊の必要性を理解していても、現実には中出しをした経験がある人も存在します。世代や性別によってその割合には差があり、若い世代ほど避妊を軽視する傾向もみられます。ここでは年代別・性別にどのくらいの人が避妊を行わなかった経験を持つのか、データをもとに確認していきます。
- 15〜29歳では約4人に1人が「避妊せずにセックスした経験がある」と回答
- 30〜64歳ではその割合が4割を超え、年齢が上がるほど経験率が上昇
- 男女ともに一定数が「避妊をしない選択」をしている現状が浮き彫りに
避妊をしなかった背景には、「大丈夫だと思った」「言いづらかった」といった心理的要因も影響しており、単なる知識不足だけでは説明できない複雑な現状がうかがえます。
15~29歳で避妊しなかったことがある人は24.2%
若年層では、約4人に1人が避妊をしないまま性行為を経験していることが明らかになっています。男女差はほとんどなく、性別を問わず一定の割合で「避妊なしの経験」があることがわかります。
| 性別 | 割合 |
|---|---|
| 男性 | 22.6% |
| 女性 | 25.8% |
| その他 | 23.8% |
| 全体 | 24.2% |
この年代では「コンドームを準備していなかった」「なんとなく大丈夫だと思った」といった軽い気持ちで避妊を怠るケースが多く見られます。知識があっても行動が伴わないことが課題といえるでしょう。
30~64歳で避妊しなかったことがある人は40.9%
一方で、大人世代では約4割が避妊を行わずにセックスをした経験があると答えています。長年の関係性や妊娠リスクの低下を感じることが、避妊意識の低下につながっていると考えられます。
| 性別 | 割合 |
|---|---|
| 男性 | 40.0% |
| 女性 | 42.2% |
| その他 | 36.3% |
| 全体 | 40.9% |
特にパートナーとの信頼関係が深まるほど、「避妊しなくても問題ない」という思い込みが強まりやすい傾向があります。しかし、年齢に関係なく予期せぬ妊娠や性感染症のリスクは存在します。
避妊しなかった理由で最も多いのは「大丈夫だと思った」
避妊をしなかった理由を年代別に見ると、どちらの世代でも「避妊しなくても大丈夫だと思った」が最も多く挙げられています。若者世代では「快感が損なわれる」「面倒くさい」などの理由も多く、大人世代では「安全日だと思った」「言いづらかった」といった心理的・関係的な理由が目立ちます。
| 順位 | 若者世代(15〜29歳) | 割合 | 大人世代(30〜64歳) | 割合 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 避妊なしでも大丈夫だと思った | 24.6% | 避妊なしでも大丈夫だと思った | 28.4% |
| 2位 | 快感が損なわれる | 19.7% | 面倒くさかった/なんとなく | 19.0% |
| 3位 | 面倒くさかった/なんとなく | 19.7% | 生理周期的に安全日だった | 18.5% |
| 4位 | 相手に言いづらい/言われなかった | 17.1% | 相手に言いづらい/言われなかった | 18.2% |
| 5位 | 生理周期的に安全日だった | 16.4% | 快感が損なわれる | 17.7% |
この結果から、避妊をしない背景には「正確な知識不足」だけでなく、「恥ずかしさ」「パートナーへの遠慮」「一時的な感情の優先」など、コミュニケーションや心理面の課題が強く影響していることがわかります。避妊は相手への思いやりであり、双方の理解と対話が欠かせません。
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中出し(腟内射精)で妊娠の確率が上がってしまう4つの要因

妊娠の可能性は単に「避妊をしなかったかどうか」だけではなく、身体の状態やタイミングによって大きく左右されます。特に以下の4つの要因は妊娠確率に強く関係するため、理解しておくことが重要です。
- 排卵日のタイミング
- 精子の寿命
- 精子の数と質
- 女性の年齢
これらはそれぞれ独立した要素でありながら相互に影響し合い、妊娠の可能性を高めます。望まない妊娠を避けるためには、これらの条件を正しく理解し、適切に避妊を行うことが欠かせません。
妊娠確率が上がる要因①:排卵日のタイミング
妊娠の可能性を最も大きく左右するのは排卵日のタイミングです。卵子が受精できる時間は排卵後24時間程度と限られていますが、精子は体内で数日間生存できるため、排卵の2日前から当日にかけて性行為を行うと妊娠率は急上昇します。
排卵日の性交での妊娠確率は最大53%に達するとされています(参照元:New England Journal of Medicine, 1995)。このため、いわゆる「危険日」と呼ばれる時期の無防備な性交は非常に高い妊娠リスクを伴うのです。
妊娠確率が上がる要因②:精子の寿命
精子は射精後すぐに消滅するわけではなく、女性の体内で平均3日、条件が良ければ5日程度生き続けることが知られています(参照元:東京都医師会「性ってなんだろう?」)。つまり排卵より前に性行為をしても、体内に残っている精子が排卵時に卵子と出会い、妊娠が成立する可能性があります。
特に排卵が近い時期の中出しでは、性交の翌日以降に受精が起こることも珍しくありません。この寿命の長さこそが「安全日と思っていたのに妊娠した」という予期せぬ結果につながる大きな要因となります。
妊娠確率が上がる要因③:精子の数と質
精子の数や質も妊娠確率に直結する要因です。精液1ml中に1500万個以上の精子が存在し、運動率が40%以上あれば正常とされますが、この条件を満たす場合は受精の可能性が高まります。
一方で喫煙や飲酒、睡眠不足、ストレスなどの生活習慣は精子の数や運動率を低下させ、不妊のリスクを上げます。質の高い精子が十分に存在することは、排卵日や寿命と組み合わさって妊娠成立の可能性を大きく押し上げる重要な因子です。
妊娠確率が上がる要因④:女性の年齢
年齢は卵子の数や質に直接影響し、妊娠の可能性を左右します。20代前半は最も妊娠しやすく、自然妊娠率も高い状態にありますが、30代後半になると卵子の老化や数の減少が進み、妊娠確率は低下していきます。さらに40代になると急激に妊娠率が下がり、流産のリスクも増加します。
加えて男性側も加齢により精子の運動性や形態が変化し、妊娠の成立に影響を与えることがあります。年齢は避けられない要素ですが、妊娠の可能性を考える上で重要な因子のひとつです。
中出し(腟内射精)や妊娠についての誤った4つの情報

中出しに関しては、多くの人が誤った知識を信じてしまうことがあります。しかし、これらは医学的に根拠がなく、望まない妊娠を招く大きな原因となります。特に次の4つは代表的な誤解であり、正しい理解を持つことが重要です。
- 安全日なら中出ししても妊娠しない
- 腟内洗浄をしたら妊娠しない
- 射精の瞬間だけ外に出せば妊娠しない
- 前回中出しでも大丈夫だったから今回も妊娠しない
これらの誤解を信じ続けることは避妊の失敗につながります。正しい知識を持ち、安全な方法で妊娠を防ぐことが大切です。
誤った情報①:安全日なら中出ししても妊娠しない
安全日であれば妊娠しないと考えるのは誤解です。確かに排卵日からは離れているため妊娠確率は低めですが、精子が体内で数日生存できるため、月経が終わった直後に排卵が重なると妊娠が成立する可能性があります。
特に周期が不規則な人では排卵が早まることもあるため「安全日=絶対安全」とは言えません。油断して中出しをしてしまうと、意図せぬ妊娠につながるリスクがあるため注意が必要です。
万が一「安全日だから大丈夫」と中出しをしてしまったなら、アフターピルも検討しましょう。パーソナルケアクリニックなら最短37分で手元に届く特急便も用意しているので、今すぐこちらから相談してみましょう。
誤った情報②:腟内洗浄をしたら妊娠しない
性行為後に腟内を洗浄すれば妊娠を防げるというのも根拠のない誤解です。精子は非常に運動性が高く、射精後すぐに子宮頸管へ進入するため、洗浄してもすでに卵子に向かって移動している可能性があります。
むしろ強い洗浄は腟内環境を乱し、炎症や感染症のリスクを高める恐れがあります。妊娠を防ぐ目的で腟内洗浄を行うのは無意味であり、適切な避妊方法に代わるものではありません。
誤った情報③:射精の瞬間だけ外に出せば妊娠しない
腟外射精、いわゆる「外出し」は避妊法として誤解されがちですが、決して安全とは言えません。射精前にも尿道から精子を含む分泌液(カウパー液)が出ることがあり、これによって妊娠が成立するケースがあります。実際に海外の治験では我慢汁に精子が含まれていたという報告もあります(参照元:Killick SR et al., Human Fertility 2010)。
さらに、タイミングを誤って腟内に精液が入ってしまえば避妊効果は全く期待できません。外出しに依存するのは極めてリスクが高く、妊娠を避けたい場合は信頼できる避妊法を選ぶことが不可欠です。
誤った情報④:前回中出しでも大丈夫だったから今回も大丈夫
「前回妊娠しなかったから今回も大丈夫」と考えるのは非常に危険です。妊娠の成立は排卵のタイミングや精子の状態など多くの要因が重なって決まるため、たまたま妊娠しなかっただけに過ぎません。
1回あたりの妊娠確率は約15〜25%と決して低くなく、繰り返せばリスクは高まります。過去の経験を根拠に安心することは誤りであり、常に妊娠の可能性があることを理解して適切な避妊を行う必要があります。
「多分妊娠しないだろう…」と中出しをしてしまった方も、今ならまだ間に合うかもしれません。パーソナルケアクリニックなら24時間365日受付しているので、今このタイミングで医師に相談できます。一人で悩まずにこちらからオンライン診療を受けてみましょう。
中出し(腟内射精)妊娠の可能性をなくしたい!安全な3つの避妊方法

性行為における安全な避妊は、妊娠や性感染症のリスクを軽減するために非常に重要です。避妊方法にはいくつかの選択肢があり、それぞれに利点や注意点があります。
- 低用量ピルの服用
- ミニピルの服用
- コンドームの使用
適切な方法を選ぶことで、より安心して性行為を行うことが可能になります。この記事では、避妊の成功率や正しい使い方に加え、自分に合った避妊方法を見つけるためのポイントについて解説します。
避妊方法①:低用量ピルの服用

引用:パーソナルケアクリニック
毎日同じ時間に低用量ピルを服用することで、理想的な使用では避妊効果は99.7%に達し、最も高い避妊率を誇ります。(参照元:ヘルスケアラボ「避妊」)
低用量ピルに含まれる女性ホルモンによって、排卵の抑制や子宮内膜の成長抑制などの効果があり、妊娠しにくくなります。妊娠リスクを最小限に抑えたい場合は、低用量ピルの使用を検討しましょう。
パーソナルケアクリニックでは、国内正規品の低用量ピルを取り扱っています。今なら送料の1,000円が無料になるので、今すぐこちらからオンライン診療を受けてみましょう。
避妊方法②:ミニピルの服用

引用:パーソナルケアクリニック
ミニピルは黄体ホルモンのみを含む経口避妊薬で、授乳中の女性やエストロゲンを含む薬が使えない人にも適しています。低用量ピルと異なり休薬期間を設けず、毎日同じ時間に1錠を継続して服用する必要があります。作用機序は主に頸管粘液を変化させて精子の侵入を防ぐことにあり、一部では排卵抑制作用も働きます。
ただし服用時間が数時間ずれるだけで避妊効果が下がるため、自己管理が非常に重要です。飲み忘れや不規則な生活がある人には不向きですが、条件を守れば安全で効果的な避妊方法の一つといえます。
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避妊方法③:コンドームの使用
性行為の際には、必ずコンドームを使用して避妊しましょう。理想的に使用すれば、避妊効果は98%と高いです。またピルでは感染症の予防はできませんが、コンドームは淋病やクラミジアといった性病の予防にも役立ちます。
ただし、コンドームの正しい使用方法に気を付けないと、避妊効果は98%から85%まで大きく低下します。
コンドームの避妊率は一般的な使用で85%といわれています。これは1年間に同じ避妊法を使った場合、100人中85人は避妊でき、15人は妊娠する、ということです。理想的な使用で避妊率は98%となります。
コンドームを正しく装着し、妊娠と性病感染を防ぐようにしましょう。
よくあるコンドームの誤った使用方法
コンドームの一般的な誤った使用方法をまとめました。
| 誤った使用方法 | 理由 |
|---|---|
| コンドームの表裏を間違えてつけ直す | 一度装着した側に男性の体液がついている可能性があるため、裏返すと膣に入ってしまう |
| 挿入の途中からコンドームをつける | 我慢汁(カウパー液)にも精子は含まれるため、途中からの装着は手遅れになる可能性がある |
| コンドームを装着後に精液溜まりの空気を抜く | コンドームが破れる可能性がある |
| 同じコンドームを複数回使用する | 精子が付着したり破れたりする可能性がある |
| 鞄や財布にコンドームを長期間入れておく | ゴムが劣化して破れる可能性がある |
コンドームは体液の交換を防ぐための避妊具であり、女性の膣に男性の体液が付着したり、コンドームが破れたりするような使い方は避けましょう。
妊娠率を最小限に抑えるためには、常にピルやコンドームなどの避妊方法を使用することが重要です。
中出し(腟内射精)で妊娠が成立してしまった際の2つの選択肢

アフターピルなどの使用にもかかわらず妊娠が成立した場合は、出産または中絶という2つの選択肢があります。
この章では、双方の選択肢について可能性をご説明します。
選択肢①:出産する
出産を選択する場合、出産に向けた準備だけでなく、結婚や入籍の手続きを考える必要もあります。
授かり婚の場合、母体の健康が安定する妊娠6ヶ月頃が一般的な入籍のタイミングとされています。
また、出産には平均468,756円の費用がかかります。(参照元:厚生労働省「出産費用の見える化等について」)ただ、国からの出産育児一時金で約420,000円が支給されますし、他にも補助を受けられる可能性があります。
厚生労働省の調査によると、結婚前に妊娠をした授かり婚の割合は全体の約20%です。(参照元:厚生労働省「令和3年度「出生に関する統計」の概況」)授かり婚を恥じたり後ろめたく感じる必要はありません。
選択肢②:中絶する
出産が困難な状況であれば、中絶を選択するしかありません。
日本では母体保護法により、経済的に子供を出産・養育することが困難な場合や、レイプなどの性暴力で妊娠した場合など一定の条件を満たす場合は、妊娠22週未満の中絶が認められています。
中絶の時期は、母体の負担を考慮すると妊娠週数が低い方が望ましいです。特に中期中絶(妊娠12週~22週未満)の場合は死産として扱われるため、手続きや埋葬の手配が必要になります。
中絶は女性にとって身体的・精神的なショックが大きく、できる限り避けるべき選択肢と言えます。
人工妊娠中絶にかかる費用は?
人工妊娠中絶の費用は病院やクリニックによって異なります。
「初期中絶(~11 週 6 日)」は 10 万~20 万円、「中期中絶(12 週~21 週 6 日)」は 30万~50 万円と言われています。
一般的には、初期中絶なら10万円から20万円程度の費用がかかることが多いですが、全額自己負担であることに注意が必要です。妊娠12週を超えると中期中絶になり、費用も上昇します。
ただし、中期中絶は出産育児一時金の支給対象となるため、実際の自己負担額は初期中絶と大きく変わらない場合があります。
中出し(腟内射精)や妊娠に関するよくある質問

性行為後、不安な気持ちのまま過ごすのはとてもつらいですよね。こちらでは、よくある疑問に答えながら、万が一に備えるための情報をわかりやすくまとめました。落ち着いて状況を把握し、必要に応じてアフターピルの利用を検討してください。
- Q.安全日に中出ししても妊娠しにくい?
- Q.一番妊娠しやすい日は月経から何日目?
- Q.1回の中出しで妊娠する確率はどのくらい?
- Q.中出しをしてしまった!どんなリスクがある?
- Q.望まない性行為(中出し)をされたらどこに相談すればいい?
不安な状況において冷静に判断できるよう、必要な情報をわかりやすくお伝えします。
Q.安全日に中出ししても妊娠しにくい?
A. 排卵日が早まるケースや、精子が体内で数日間生存している場合もあり、結果として受精につながる可能性はゼロではありません。もし避妊に失敗したなら、タイミングにかかわらずアフターピルの服用を検討しましょう。
Q.一番妊娠しやすい日は月経から何日目?
A.月経開始から約14日後の排卵日付近が妊娠しやすいと言われています。ただし、排卵日は生理周期はストレスや体調、個人差で大きく変わることがあります。「だいたいこの日だから大丈夫」と安易に思わず、いつもコンドームなどの避妊を徹底しましょう。性周期に関わらず、避妊に失敗したと感じた場合はアフターピルを検討してください。
Q.1回の中出しで妊娠する確率はどのくらい?
A. 約20~50%と報告されています。特に若年層(19~26歳)で排卵2日前に腟内に射精した場合、約53%という高い確率が示された研究データもあります。たった1回でも妊娠リスクは無視できないため、中出し後に不安を感じる場合は、一刻も早くアフターピルを検討してください。
このように、排卵タイミングや生理周期にかかわらず、性交渉による妊娠リスクは常に存在します。「大丈夫かも」と思って放置するより、少しでも不安があるならアフターピルや医療機関への相談を早めに検討するのが望ましいでしょう。気になる点があれば、オンライン診療なども活用しながら、ためらわずに対処してください。
Q.中出しをしてしまった!どんなリスクがある?
中出しをすると、まず妊娠のリスクが高まります。排卵日付近であれば1回あたりでも15〜25%、条件によっては50%近く妊娠する可能性があります。
さらに避妊を行わない性行為は、性感染症にかかるリスクも大きな問題です。クラミジアや淋菌、梅毒、HIVなどは自覚症状が乏しい場合も多く、放置すれば不妊や重篤な合併症につながることもあります。妊娠だけでなく感染症の危険性もあるため、中出しをしてしまった後は速やかに緊急避妊の検討と、必要に応じて性感染症検査や医療機関での相談を行うことが大切です。
Q.望まない性行為(中出し)をされたらどこに相談すればいい?
望まない性行為をされた、避妊に失敗した、妊娠や体のことが不安——。そんなときは一人で抱え込まず、早めに公的な相談窓口へ連絡してください。以下の窓口では、性被害・妊娠・法律・こころのケアなど、それぞれの状況に応じた支援を受けることができます。
| 名称 | 主な対象・内容 | 電話番号/連絡先 |
|---|---|---|
| 内閣府男女共同参画局「性犯罪・性暴力相談窓口」 | 性被害を受けた、またはその可能性があり不安なときに、24時間いつでも相談できます。 | 24時間:全国共通番号「#8891(はやくワンストップ)」経由で、最寄りの支援センターへ繋がります。 |
| 日本司法支援センター(法テラス)「犯罪被害者支援ダイヤル“なくことないよ”」 | 性被害・DV・ストーカーなど、困りごとを法的に相談したいときに利用できます。 | 0120-079714(平日9:00〜21:00/土曜9:00〜17:00) |
| 警察相談・性犯罪被害相談電話 | 「被害かもしれない」「どうすればいいかわからない」と感じたら相談できます。緊急時は110番へ。 | 全国共通番号「#8103(ハートさん)」→性犯罪被害相談ダイヤル。24時間対応の都道府県あり。 |
| 全国妊娠SOSネットワーク「にんしんSOS相談窓口」 | 妊娠したかもしれない、不安がある、誰にも話せない——そんなときに相談できます。 | 各都道府県の相談窓口一覧あり |
| 地方自治体・都道府県別「性暴力被害者ワンストップ支援センター」 | 医療・法律・心のケアを一度に受けられる総合的な窓口です。 | 全国共通番号「#8891」で案内を受けられる地域もあります。 |
| NPO法人ピルコン「にんしんカモ相談」 | 妊娠や避妊、検査、支援先などの情報をLINEで案内。匿名でも気軽に相談できます。 | ー |
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まとめ
避妊具を着用しない性行為には妊娠のリスクがあります。
現時点で妊娠を望んでいない場合は、避妊に失敗したかもしれないと思った段階で、できるだけ早くアフターピルの服用を検討することが何より大切です。
いわゆる安全日だからといって、妊娠のリスクが完全になくなるわけではありません。「多分大丈夫」と放置してしまうと、後から取り返しのつかない事態につながることもあります。
時間がない場合や周囲に知られたくない場合は、オンライン診療を活用すればスムーズにアフターピルを入手できます。
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【ご注意】
本記事は、一般的な医療情報を分かりやすくお伝えすることを目的としており、個別の診断や治療の代わりとなるものではありません。
記事内で紹介している医療機関・サービス等は、あくまで情報提供の一環であり、特定の医療機関や治療法を推奨・保証する意図はありません。
また、監修者は中立的な立場で記事内容の医学的整合性を確認していますが、掲載されている施設やサービスの選定・運営に関与しておらず、それに伴う責任を負うものではありません。
体調に不安がある場合や、症状に応じた判断が必要な場合は、必ず医療機関にご相談ください。
監修医師

日本産科婦人科専門医
株式会社 産燈堂 代表取締役
産婦人科医として、約15年間働き、1万人以上の患者さんと関わる。 その中で、病院以外でも「女性がより生きやすい社会」のために自分の力を活かしたいと考える。自身も会社を立ち上げ、複数のフェムテックスタートアップ企業のアドバイザーを勤める。 東京都主催スタートアップコンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY 2023」セミファイナリスト。
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