監修医師

「アフターピルって聞いたことあるけど、どう働くの?いつ飲めばいいの?」近年、避妊の選択肢として注目されている「アフターピル(緊急避妊薬)」。
「避妊に失敗したかも…」「排卵日が近かったかも…」そんなときに頼れる手段ですが、正しい知識を持たないまま使うと、期待した効果が得られないこともあります。
この記事では、アフターピルの基本的な仕組みから、服用タイミング、注意点まで、医療的根拠に基づいてわかりやすく解説します。
そんな不安や疑問を持つ方に向けて、この記事ではアフターピルの基本的な仕組みから、服用のタイミング、注意点まで丁寧に解説します。
- ✔ アフターピルが妊娠を防ぐメカニズム
- ✔ 飲むタイミングごとの効果の違い
- ✔ 服用後の注意点や対応方法
- ✔ 種類ごとの特徴と選び方
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少しでも早く服用したい方におすすめのクリニックです。
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排卵の遅延

アフターピルの最も重要な作用は、卵巣から卵子が放出される時期(排卵)を遅らせることです。
排卵が遅れることで、精子と卵子が出会うのを防ぎます。
排卵後の卵子は24時間以内に受精可能ですが、アフターピルが排卵を遅らせることで、その間に精子が卵子に到達する可能性を減少させます。
精子が体内で生存している間に卵子が出てこなければ、妊娠は起こりません。排卵前の服用がもっとも効果的です。これは、卵子が出てこない限り、精子が存在していても受精が起こらないためです。
ある研究では、排卵24時間前までにアフターピルを服用した場合、妊娠防止率は95%を超えると報告されています。
受精卵の着床を防ぐ

アフターピルは、子宮内膜を変化させることで、受精卵が着床しにくい状態にします。
着床が起きなければ、妊娠は成立しません。受精卵が着床するには、厚く柔らかい子宮内膜が必要ですが、アフターピルはこの環境を不適切にすることで、妊娠の成立を阻止します。
これは「受精してしまったかも」という不安がある人にとって、最後の砦となる作用です。
この働きは、すでに受精していたとしても妊娠を成立させないための第2の防衛ラインになります。
精子の運動能力の低下
アフターピルの成分の中には、精子の動きを鈍くする作用があるものもあります。
これにより精子が卵子に到達する可能性が下がり、受精そのものを防ぐことが期待されます。
特に性交後すぐに服用することで、この効果は高まります。
アフターピルの服用タイミング

アフターピルの効果は、服用のタイミングに大きく影響されます。例えば、性行為から12時間以内に服用すれば、妊娠を防ぐ確率は95%前後と非常に高くなります。一方、48時間を過ぎてしまうと効果は徐々に低下し、場合によっては50%以下になることも。
このため「思い立ったらすぐに行動」が鉄則です。LINE診療を活用すれば、移動や待ち時間なしで処方を受けられます。
- 早ければ早いほど妊娠予防効果が高くなる
- 服用が遅れると、効果が徐々に下がる
時間ごとの目安:
服用時間 | 妊娠防止率 |
---|---|
服用期限内 | 約90-95% |
服用期限後(72時間ピル)24時間以内 | 約50% |
服用期限後(120時間ピル)24時間以内 | 約70-80% |
アフターピルの種類と違い
日本で一般的に使われているアフターピルには、以下の2種類があります。
レボノルゲストレル(72時間以内)
- 性交後72時間以内に服用
- 早いほど効果が高く、24時間以内なら約95%
ウリプリスタール酢酸エステル(120時間以内)
- 最大120時間(5日)まで服用可能
- 遅れても比較的高い効果が維持される
種類 | 有効時間 | 効果のピーク | 備考 |
---|---|---|---|
レボノルゲストレル | 72時間 | 24時間以内 | 医師処方が必要 |
ウリプリスタール酢酸エステル | 120時間 | 48時間以内 | 医師処方が必要 |
医師コメント:「どちらを選ぶかは、性行為からの経過時間とアクセスのしやすさで判断しましょう」
服用後の注意点
服用後は、次のような症状や注意点があります:
- 嘔吐した場合は再服用が必要な可能性あり
- 月経の遅れや不正出血があることがある
- 3週間以上月経がこない場合は妊娠検査薬で確認を
よくある質問(FAQ)
Q. 副作用はありますか?
A. 吐き気・頭痛・倦怠感・出血などが出ることがありますが、多くは一時的です。
Q. ピルを飲んでも妊娠することはありますか?
A. 100%避妊できるわけではありませんが、正しく早く飲めば高い確率で予防可能です。
まとめ
- アフターピルは「早く飲む」ことで最大の効果を発揮します
- 排卵を遅らせる・着床を防ぐ・精子の動きを抑える、という3つのしくみで妊娠を防止します
- 不安があれば、医師への相談や検査で安心につなげましょう
監修医師

2020年に医師免許を取得し、2022年に臨床研修を終了。その後、都内の複数の美容外科・皮膚科クリニックにて診療経験を積み、美容医療と皮膚科の両面から幅広い知識と技術を習得。 患者様一人ひとりの悩みに丁寧に寄り添い、安心してご相談いただけるような診療を心がけており、特に女性特有の美容や婦人科系のお悩みを中心に、生活に密着したパーソナルな医療の提供を目指している。
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