「アフターピルの効果は本当にあるの?」
「排卵後でも避妊できるのか?」
と不安に感じていませんか?
アフターピルは、性交後の緊急避妊手段として非常に有効ですが、正しいタイミングと服用方法を守らなければ、その効果を十分に得られない可能性があります。また、副作用や避妊失敗時の対処法についても事前に理解しておくことが重要です。
この記事では、アフターピルの避妊成功率、3種類の薬の違い、避妊が成功したかどうかの確認方法、効果を高めるためのポイントまで、網羅的に解説しています。アフターピルに関する正しい知識を身につけ、安心して対処できるようサポートします。
パーソナルケアクリニックではなるべく早くアフターピルが服用できるよう、24時間オンライン診療を受け付けています。最短37分で手元に届く特急便もあるので、今すぐこちらから医師に相談してみましょう。
※お住いの地域・場所により所要時間には差があります。
アフターピルの緊急避妊効果はどれくらい?経過時間との関係とは

アフターピルは避妊の最終手段として広く使われていますが、その効果は「種類」と「服用までの時間」によって大きく左右されます。ここでは代表的な3種類のアフターピルの効果と、経過時間との関係について詳しく解説します。
- レボノルゲストレル(72時間アフターピル)
- ウリプリスタール酢酸エステル(120時間アフターピル)
- ヤッペ法(72時間アフターピル)
アフターピルの避妊効果は、「何時間以内に服用したか」で大きく変わります。どの種類を使うにしても、避妊効果を高めるには一刻も早く服用することが重要です。
避妊効果①:レボノルゲストレル(72時間アフターピル)

引用:パーソナルケアクリニック
レボノルゲストレル(ノルレボなど)は、性交後72時間以内に服用することで妊娠を防ぐ緊急避妊薬です。避妊効果は服用のタイミングに大きく左右され、性交後24時間以内の服用で約95%、48時間以内で約85%、72時間以内で約58%と徐々に低下します(参照元:日本産婦人科学会「緊急避妊法の適正使用に関する指針」)。
排卵を遅らせる作用が主であり、排卵前に飲むことで効果を発揮します。すでに排卵後や着床が進んでいる場合には効果が期待できません。できる限り早く服用することが避妊成功の鍵となります。
パーソナルケアクリニックでは72時間アフターピルとしてレボノルゲストレルを取り扱っています。「避妊に失敗したかも…」と不安なあなたは、今すぐこちらから相談してみましょう。
避妊効果②:ウリプリスタール酢酸エステル(120時間アフターピル)

引用:パーソナルケアクリニック
ウリプリスタール酢酸エステル(エラワンなど)は、性交後最大120時間(5日間)以内の服用で避妊効果がある緊急避妊薬です。排卵を強力に抑制する作用があり、レボノルゲストレルと比較して、排卵直前のタイミングでも効果を発揮しやすいとされています。
臨床試験では妊娠予防率が85%以上とされており、72時間以降でも有効性が維持される点が特長です(参照元:Reproductive Health Access Project. 「Contraceptive Pearl: Ulipristal Acetate Myths.」)。ただし、やはり早く服用するほど効果は高く、性行為後できるだけ速やかに服用することが推奨されます。
パーソナルケアクリニックでは120時間アフターピルのジョセイを取り扱っています。最短5分での診療実績もあるので、今すぐこちらから相談してみましょう。
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避妊効果③:ヤッペ法(72時間アフターピル)
ヤッペ法は、緊急避妊のために一般的な低用量ピルを高用量で服用する方法です。性交後72時間以内に2回、12時間間隔でホルモンを摂取します。
避妊効果は約57%とされ、レボノルゲストレルやエラワンに比べて効果はやや劣ります(参照元:American Academy of Family Physicians, 1998)。また、吐き気や嘔吐など副作用の頻度が高いため、現在ではあまり推奨されていません。ただし、アフターピルが手に入らない場合の代替手段として使用されることがあります。可能であれば他の薬剤の利用が望ましいです。
アフターピルに避妊効果があるのはなぜ?作用機序を解説

アフターピルがなぜ避妊に効果があるのか疑問に思う方も多いでしょう。このセクションでは、それぞれの薬がどのようなメカニズムで妊娠を防ぐのかを詳しく解説します。
- レボノルゲストレルの効果のメカニズム
- ウリプリスタール酢酸エステルの効果のメカニズム
- ヤッペ法の効果のメカニズム
各アフターピルは、排卵を抑える作用や受精・着床を防ぐ作用を通じて、緊急避妊効果を発揮します。特に服用タイミングによって作用の強さが変わるため、仕組みを理解して正しく使用することが重要です。
作用機序①:レボノルゲストレルの効果のメカニズム
レボノルゲストレルは、主に排卵を抑制することで妊娠を防ぎます。服用することで黄体ホルモンの濃度が一時的に上昇し、視床下部や下垂体に影響を与えて排卵を遅らせます。
すでに排卵が起きている場合でも、卵管での卵子の移動や子宮内膜の変化により、受精や着床を妨げる可能性があります。ただし、着床後の妊娠には効果がないため、できるだけ早く服用することが重要です。
パーソナルケアクリニックなら24時間受付しているため、避妊に失敗したと気づいたタイミングですぐに相談できます。今すぐこちらから相談してみましょう。
作用機序②:ウリプリスタール酢酸エステルの効果のメカニズム
ウリプリスタール酢酸エステルは、プロゲステロン受容体モジュレーターとして作用し、排卵を強力に抑制します。すでにLHサージが始まっている場合でも排卵を阻止できるため、服用のタイミングが遅れても一定の効果が期待できます。
また、子宮内膜にも作用し、受精卵の着床を妨げる可能性も指摘されています。120時間以内であれば効果があるとされ、より強力かつ長時間作用する点が特徴です。
パーソナルケアクリニックでは120時間アフターピルも取り扱っており、最短37分で手元に届く特急便も用意しています。1人で悩まずに今すぐこちらから相談してみましょう。
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作用機序③:ヤッペ法の効果のメカニズム
ヤッペ法は、高用量のエストロゲンとプロゲスチンを2回に分けて服用する方法です。これにより排卵抑制、卵管運動の変化、子宮内膜の状態変化など、複数の作用機序によって受精や着床を防ぎます。
ただしホルモン量が多く、副作用として吐き気や頭痛が出やすいため、現在ではあまり用いられていません。効果も他の方法よりやや劣るとされており、主に代替手段がない場合に用いられます。
アフターピルの効果を高めるためにできる5つのコツ

アフターピルは正しく服用することで避妊効果を最大限に発揮できます。ここでは、効果をより確実にするために意識すべきポイントを5つにまとめました。
- なるべく早く服用する
- きちんと用法・用量を守る
- グレープフルーツジュースや炭酸は避ける
- 服用後の嘔吐・下痢に注意する
- アフターピルの服用前後には飲酒をしない
緊急避妊薬はタイミングと使い方が効果を左右します。体に余計な負担をかけないよう注意しながら、正確に服用することが成功率を高める鍵です。
コツ①:なるべく早く服用する
アフターピルは、性交後すぐに服用することで最も高い避妊効果が期待できます。レボノルゲストレル製剤は性交後72時間以内、ウリプリスタール酢酸エステルは120時間以内の服用が推奨されていますが、時間の経過とともに妊娠リスクは上昇します。
特に排卵が迫っている場合には時間との勝負になるため、できる限り早く服用することが大切です。処方を迷っている時間が効果を下げる原因になりかねません。少しでも不安があれば、速やかに医療機関に相談し、早急に服用する判断を取りましょう。
パーソナルケアクリニックでは24時間受付しており、最短5分での処方実績もあります。避妊に失敗したと不安な方は、こちらからなるべく早く相談してください。
※混雑時や先に順番待ちしている患者様がいない場合に限ります。
コツ②:きちんと用法・用量を守る
アフターピルの効果を最大限に発揮するためには、正しい方法で服用することが不可欠です。医師や薬剤師の指示に従い、定められた時間と用量を守って服用してください。自己判断で服用のタイミングを遅らせたり、誤って服用量を変えてしまうと、避妊効果が著しく低下する恐れがあります。
薬局で購入した場合でも、添付文書を丁寧に読み、1回1錠の服用で足りるか、複数回の服用が必要かを必ず確認しましょう。迷った場合は、薬剤師や医療機関に相談することをおすすめします。
コツ③:グレープフルーツジュースや炭酸は避ける
アフターピルを服用する際には、グレープフルーツジュースや一部の炭酸飲料の摂取を控えることが推奨されます。これらの飲料は薬の代謝に関わる酵素を阻害し、血中の薬剤濃度が不安定になる可能性があるからです。
結果として、期待された避妊効果が得られなくなるリスクがあります。また、炭酸によって胃のpHが変化し、吸収率が下がる可能性も指摘されています。
薬を飲む際には水で服用するのが基本です。服用前後の数時間は、他の飲料を避け、薬が十分に作用する環境を整えましょう。
コツ④:服用後の嘔吐・下痢に注意する
アフターピルの副作用として、服用後に吐き気や嘔吐が起こることがあります。アフターピルを服用した後、2時間以内に嘔吐してしまうと、薬が十分に吸収されない可能性があります。この場合、もう一度薬を服用する必要があるため、すぐに医療機関に相談してください。
また、下痢が続いている場合も同様に吸収が妨げられることがあります。体調不良の際は無理に服用せず、まずは医師に相談し、最も効果的な服用タイミングを見極めることが大切です。服用後は安静に過ごし、症状があればすぐに対応できるようにしておくと安心です。
万が一アフターピルを服用後2時間以内に嘔吐してしまった場合は、こちらから医師に相談しましょう。
コツ⑤:アフターピルの服用前後には飲酒をしない
アフターピルの服用前後にアルコールを摂取すると、肝機能に負担がかかり、薬の代謝に影響を与える可能性があります。また、飲酒によって判断力が低下し、服用のタイミングを誤ったり、嘔吐などの副作用に気づきにくくなるリスクもあります。
特に多量の飲酒は薬の効果を減弱させたり、体調不良の原因にもなりかねません。アフターピルの効果をしっかり得るためには、服用前後24時間程度はアルコールを控えるようにしましょう。飲酒は避け、薬がきちんと効くよう体調を整えておくことが重要です。
アフターピルの効果に関する7つの注意点

アフターピルは、正しく使えば高い避妊効果が期待できますが、過信は禁物です。効果を正しく理解しないまま服用すると、避妊に失敗するリスクが高まります。以下では、アフターピルの効果に関して特に注意しておきたい7つのポイントを解説します。
- 時間以内に服用しなければ避妊効果は期待できない
- すでに着床している妊娠には効果がない
- 服用後2時間以内に嘔吐したら再服用する必要がある
- アフターピル服用後の性行為には避妊効果はない
- アフターピルと併用禁忌の薬・サプリメントは避ける
- 性感染症の予防効果はない
- アフターピルには効果だけでなく副作用もある
これらの注意点を正しく理解しておくことで、アフターピルの避妊効果を最大限に活かすことができます。自己判断での服用や繰り返しの使用はリスクを伴うため、疑問点がある場合は早めに医師へ相談しましょう。
注意点①:時間以内に服用しなければ避妊効果は期待できない
アフターピルは、性交渉からの経過時間が短いほど高い避妊効果を発揮します。レボノルゲストレル製剤では72時間以内、ウリプリスタール酢酸エステル製剤(エラ)では120時間以内の服用が必要ですが、時間の経過とともに妊娠阻止率は低下します。
特に、24時間以内に服用した場合が最も効果的であることが知られています。できるだけ早く服用することで、受精や着床のリスクを抑えることが可能です。服用を迷っているうちに時間が過ぎてしまうと、本来得られるはずの効果が薄れてしまうため、早めの判断と行動が重要です。
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注意点②:すでに着床している妊娠には効果がない
アフターピルは排卵の抑制や受精卵の着床阻害を通じて妊娠を防ぐ薬であり、すでに着床して妊娠が成立している状態には効果がありません。したがって、性交渉から時間が経ちすぎていたり、排卵後に受精・着床していた場合には、アフターピルを服用しても妊娠を回避することはできません。
また、アフターピルは中絶薬ではないため、妊娠が確定した場合には中絶処置とは無関係です。服用後も3週間以上生理が来ない場合は、妊娠検査薬を使用するか、医療機関での診察を受けて妊娠の有無を確認しましょう。正確な判断と迅速な対応が必要です。
注意点③:服用後2時間以内に嘔吐したら再服用する必要がある
アフターピルを服用した後、2時間以内に嘔吐した場合は、薬の有効成分が体内に十分に吸収されていない可能性があるため、再度の服用が必要になることがあります。服用からの時間が短ければ短いほど、胃に薬剤が残っている可能性が高く、避妊効果が発揮されないこともあります。
嘔吐してしまった場合は、自己判断で次の服用を進めるのではなく、医療機関や薬局に相談し、再処方が必要かどうかを確認するようにしましょう。薬の吸収状況やタイミングによっては、再服用しなくてもよいケースもありますので、専門家の判断を仰ぐことが安全です。
パーソナルケアクリニックでは嘔吐してしまった場合の再処方にも対応しています。1人で判断せず、まずはこちらから相談してみましょう。
注意点④:アフターピル服用後の性行為には避妊効果はない
アフターピルは過去の性交渉に対して避妊効果を発揮するものであり、服用後に行われた性行為に対する避妊効果は一切ありません。たとえば、服用の数時間後や翌日に再び性行為を行った場合、それ以降の性交渉に対しては妊娠のリスクが生じます。
これは、アフターピルが一時的に排卵を遅らせるだけで、長期間の避妊効果を持たないためです。避妊効果を維持するには、服用後はしばらくコンドームなどの避妊具を併用し、確実な避妊を行う必要があります。緊急避妊薬の効果を誤解しないよう、医師や薬剤師の説明を受けて正しく理解しておくことが大切です。
万が一アフターピル服用後に避妊せずに性行為をしてしまった場合は、すぐにこちらから医師に相談しましょう。
注意点⑤:アフターピルと併用禁忌の薬・サプリメントは避ける
アフターピルの有効成分は、他の薬やサプリメントとの相互作用によって効果が弱まる可能性があります。代表的なものとして、抗てんかん薬、抗HIV薬、結核治療薬、抗真菌薬などが挙げられます。
また、セントジョーンズワート(西洋オトギリソウ)というハーブサプリも代謝酵素を誘導し、アフターピルの血中濃度を下げてしまう恐れがあります。これらを併用すると、避妊失敗のリスクが高まるため注意が必要です。
現在服用中の薬やサプリがある場合は、必ず事前に医師または薬剤師に相談し、アフターピルとの併用が問題ないかを確認しましょう。自己判断での服用は避けてください。
注意点⑥:性感染症の予防効果はない
アフターピルは妊娠の予防を目的とした薬であり、クラミジア・淋菌・HIVなどの性感染症に対する予防効果はまったくありません。避妊手段の中には、性感染症の予防も兼ねているもの(たとえばコンドーム)もありますが、アフターピルはそうした機能を一切持ちません。
緊急避妊を必要とする状況は、無防備な性行為が行われた可能性が高く、性感染症のリスクも同時に抱えているケースが多いです。服用後も不安な症状があれば、性感染症の検査を受けることをおすすめします。妊娠と感染症の両方から身を守るには、普段からコンドームの使用を徹底することが大切です。
パーソナルケアクリニックでは性感染症の検査も行っています。性感染症が不安なあなたは、今すぐこちらから相談してみてください。
注意点⑦:アフターピルには効果だけでなく副作用もある
アフターピルは非常時において妊娠を防ぐ有効な手段ですが、副作用が全くないわけではありません。主な副作用としては、吐き気、頭痛、倦怠感、乳房の張り、不正出血、月経の遅れなどが挙げられます。
これらは一時的なもので数日以内に改善することがほとんどですが、体質や体調によっては症状が強く出るケースもあります。また、ウリプリスタール酢酸エステルのような新しい成分では、月経周期が乱れることもあるため注意が必要です。
副作用が長引く、強い不調があるといった場合には、早めに医師へ相談しましょう。安全に使用するには、事前の情報収集と医療機関での適切な指導が欠かせません。
アフターピルの避妊効果を確認する3つの方法

アフターピルを服用した後、「本当に避妊できたのか」が気になる方も多いでしょう。確実な避妊効果を確認するには、体の変化に注意を払うことが大切です。
ここでは、アフターピルの避妊効果を見極めるために押さえておきたい3つの確認方法を紹介します。
- 消退出血を確認する
- 生理が始まる
- 妊娠検査薬で検査をする
アフターピルの効果を確実に確認するには、出血の有無や生理周期の変化、妊娠検査のタイミングに注意が必要です。予期しない妊娠を防ぐためにも、自己判断に頼らず、心配な場合は必ず産婦人科を受診しましょう。
確認方法①:消退出血を確認する
アフターピルを服用して数日〜1週間以内に、通常の生理とは異なる「消退出血」が見られることがあります。これはアフターピルの効果によってホルモンバランスが変化し、子宮内膜が一時的に剥がれ落ちることで起こる出血です。
消退出血があった場合、アフターピルが適切に作用した可能性が高いと考えられます。ただし、出血の有無だけで完全な避妊成功を判断することはできませんので、他の確認方法とあわせて評価することが大切です。
確認方法②:生理が始まる
アフターピル服用後、通常の生理が予定通りまたは数日遅れて始まることがあります。生理が来た場合、妊娠していない可能性が高いと考えられますが、消退出血と区別しにくいケースもあるため注意が必要です。
特に出血量や日数がいつもと大きく異なる場合には、生理ではなく消退出血の可能性もあります。服用後3週間以上経っても生理が来ない場合は、妊娠の可能性を考えて妊娠検査薬を使用するか、婦人科を受診しましょう。
確認方法③:妊娠検査薬で検査をする
アフターピルの効果を客観的に確認するには、妊娠検査薬の使用が有効です。服用後すぐに使っても正確な判定は難しいため、少なくとも性行為から3週間以上経過した時点で使用するのが望ましいとされています。
妊娠検査薬は尿中のhCGホルモンを検出する仕組みで、正しく使えば高い精度が期待できます。生理が来ない、体調に変化があるなどの兆候があれば、早めに検査を行い、その結果に応じて医療機関を受診してください。
パーソナルケアクリニックでは緊急避妊に成功したか不安な方のために、妊娠検査薬をセットにした「安心セット」を用意しています。オンライン診療時に不安な気持ちを相談してみましょう。
アフターピルの効果が確認できなかった際の2つの対処法

アフターピルを服用した後、生理がこない・出血がないなど、効果が確認できないと不安になる方も少なくありません。ここでは、効果がなかった場合に取るべき2つの対処法をご紹介します。
- まずは妊娠検査薬で妊娠したか確認をする
- 産婦人科を受診する
アフターピルの効果が見られない場合、自己判断せず早めに対応することが大切です。妊娠の可能性がある場合は、産婦人科で医師の診察を受けましょう。
対処法①:まずは妊娠検査薬で妊娠したか確認をする
アフターピルを服用しても生理がこない、出血がなかったなど効果が不確かな場合は、まず妊娠検査薬で妊娠の有無を確認しましょう。検査のタイミングは、性行為から3週間後が目安です。
それ以前では正確な判定が難しく、陰性でも妊娠している可能性が残ります。特に、基礎体温の高温期が続く場合や、体調に異変を感じる場合は早めの確認が必要です。陽性反応が出た場合は、速やかに産婦人科を受診してください。
対処法②:産婦人科を受診する
アフターピルの効果が不明確で、不安が残る場合は産婦人科を受診することが重要です。妊娠検査薬で陰性だった場合でも、診察や超音波検査を通じてより確実な判断ができます。
また、万が一妊娠していた場合でも、早期に受診することで適切なサポートが受けられます。自己判断に頼らず、医師の指導を受けることで、身体への影響や今後の対応について安心して対処できる環境が整います。
アフターピルの効果に関するよくある質問

アフターピルの効果については、初めて服用する方を中心に多くの疑問や不安が寄せられます。ここでは、特に多くの方が気にする代表的な質問に対して、医療的根拠に基づいてわかりやすく解説します。
- アフターピルは何時間以内に飲めば効果がある?
- 排卵後にアフターピルを飲んでも避妊効果はある?
- アフターピルを飲んでも妊娠することはあるの?
- 服用後に出血がないと効果がなかったということ?
- アフターピルは1回飲めばその後も避妊できる?
アフターピルに関する疑問を解消することで、緊急避妊に対する不安を軽減できます。不明点がある場合は、自己判断せず医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
アフターピルは何時間以内に飲めば効果がある?
アフターピルは、性交後できるだけ早く服用することで高い避妊効果が期待できます。レボノルゲストレルは性交後72時間以内、エラワンは120時間以内に服用することが推奨されています。
ただし、いずれも早く服用するほど効果が高まるとされています。時間が経過すると妊娠を防ぐ効果が低下するため、なるべく早く入手し服用することが大切です。
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アフターピルを飲んでも妊娠することはあるの?
排卵後にアフターピルを服用しても、基本的には十分な避妊効果を期待できないとされています。アフターピルの主な作用は排卵を抑制または遅らせることであるため、すでに排卵が起きていた場合、受精や着床を防ぐ効果は限定的です。
そのため、性交が排卵時期に近い場合は、効果の有無にかかわらず、妊娠検査や婦人科の受診が推奨されます。
排卵後にアフターピルを飲んでも避妊効果はある?
アフターピルは避妊効果が高い薬ですが、100%妊娠を防げるわけではありません。服用のタイミングや排卵状況によっては、妊娠する可能性もあります。
特に、服用が遅れた場合や排卵後であった場合には、避妊失敗のリスクが高くなります。服用後に生理が来なかったり、不安な症状がある場合は、妊娠検査薬を使って確認することが大切です。
服用後に出血がないと効果がなかったということ?
アフターピル服用後に「消退出血」が起こることがありますが、これがないからといって効果がなかったとは限りません。出血は個人差があり、体調やホルモンバランスによっては起こらないこともあります。
出血の有無だけでは妊娠の可否を判断できないため、予定月経日から1週間経っても生理が来ない場合は、妊娠検査薬で確認しましょう。
アフターピルは1回飲めばその後も避妊できる?
アフターピルは「1回の性行為」に対してのみ避妊効果を発揮します。服用後に再び性行為を行った場合、その行為に対する避妊効果はありません。
そのため、アフターピル服用後はコンドームなど他の避妊法を併用する必要があります。アフターピルを避妊手段として常用するのは適切ではなく、今後の避妊については医師と相談することをおすすめします。
まとめ:アフターピルはなるべく早く服用しよう

アフターピルは、性行為後に妊娠を防ぐための緊急避妊薬であり、種類によって効果や作用の仕組みが異なります。最大の効果を得るには、できるだけ早く正しく服用することが重要です。
ただし、排卵後や着床済みの妊娠には効果がなく、副作用や併用禁忌薬にも注意が必要です。消退出血や生理の有無で効果を確認し、不安があれば妊娠検査や産婦人科の受診を行いましょう。緊急避妊は継続的な避妊方法ではないため、日常的な避妊手段についても医師と相談し、自身の健康と安心のために正しい知識を持つことが大切です。
アフターピルで緊急避妊をしたいならなるべく早い対応が肝心です。パーソナルケアクリニックなら24時間365時間受付しており、夜中に避妊に失敗した場合でも対応可能です。最短37分で手元に届く特急便も用意しているので、今すぐこちらから相談してみましょう。
※お住いの地域・場所により所要時間には差があります。
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