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私の創業のきっかけは、コロナ禍で感じた医療の偏りにあります。
現在、大学病院から診療所、クリニックなどを含む、本来すべての日本国民のインフラとしてのあるべき医療サービスが、対象とする世代や、疾患、提供場所など偏った供給のなされ方をしています。
それは、思うに白い巨塔で描かれるような高度経済成長期に築かれた旧態依然の医療システムを基にサービスが設計されているからと私は考えます。
現場を支える幾多の医療従事者は120%のマンパワーで目の前の患者を救うため、慣例やしきたり、独自のルールに則り日々の業務を遂行しているので旧システムが破綻している中でもそれぞれの倫理観や目の前の人を助けたいという正義感、義務感からなんとかいまの日本の臨床現場が成り立っています。
私が医大生の実習でその状況を目の当たりした時に、なんでこんな非効率的な事が行われているのだろうと絶望した記憶があります。
しかし、恐ろしいことに2年弱の実習や国家試験、初期研修医として働くに当たり、その環境が当たり前になっていきました。
学生の頃に疑問に思っていた、目の前の業務に追われる医療従事者にまさに自分がなっていたのです。
研修医の2年目、医師のキャリアを考えても不安だらけな中、新型コロナウイルスの流行により世界が変わりました。
世の中の一般的な企業ではデジタル化が進み、オンラインでの業務などが当たり前に行われる中で全く変化の兆しがなかった病院で初めて全てが変わる状況を目の当たりにしました。
未知のウイルスに最前線で戦う状況となったことではじめて、効率化や省力化、人との接触を減らすなどITの活用が一部なされることとなりました。その時は業界全体が前に進む事を確信しました。
しかし、ITの活用で生まれたリソースは、再度高齢者などに向けて偏りを持って投下された結果、世代間格差を助長するきっかけとなりました。
そんな中で進路を流されるように決めてコロナ禍での日々を過ごす中でふと立ち止まった時に、 ITの活用などで生まれたリソースや課題解決の方法をもっと日本国民全体に還元する方法があったのではないかと、今あるべき姿を考えた時に 本当に医療というインフラがこの形で提供され続けるべきなのか? 新しい形のオンライン診療というサービスの形なら偏在をなくせるのではないか? と思い創業しました。
オンライン診療を行なっていく中で、非対面の中でも目の前の患者さんと向き合っている中で大学病院では出会わない、若い人のニーズが強くあることを実感しました。
その中でも医療に対する女性のニーズが特に強く、病院で働いている時には気がつけなかった現役世代ならではの困りごとや課題があることがわかりました。
今まで病院という枠の中でしか提供できなかったサービスをITが架け橋となり、真に必要としている人達へとサービスを届けることができた。
これこそが、インフラとしてあるべき姿の医療サービスなのではないか?と確信し日々診療とサービス向上に努めております。
このサービスの普及によってあらゆる格差を埋めて、医療というインフラが改めて日本全体の負債ではなく財産になると確信しております。
その中でまずは、顕在ニーズである、女性が活躍する社会に向けて 健やかに安心して全力で働ける世の中の女性の支えとなるところから、この会社がその一助になれたら本望です。
パーソナルケアクリニック 院長
横井 謙一郎