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生理痛が緩和される?ピルの効果と副作用

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【更新日】2024.08.10

低用量ピルは、避妊や生理期間の調節などのために服用されることが多いですが、生理痛を緩和させる効果もあるのを知っていましたか?

当記事では生理痛になぜ効果があるのかについて解説しています。さらに、副作用や正しい飲み方についても詳しく解説しています。ピルの服用が初めてで、不安のある人はぜひ参考にしてみてください。

低用量ピルとは?

低用量ピルは、ホルモンを含んだ薬で、適切に使うことで妊娠を防ぐことができます。しかし、その効果を発揮するためには、正しい知識と使い方が必要です。

低用量ピルには、女性ホルモンの一種であるエストロゲンプロゲステロンが含まれています。これらのホルモンは、女性の体内で卵子が成熟するのを抑え、排卵を防ぎます。また、子宮内膜を薄くすることで、もし卵子が受精しても着床しにくくします。さらに、子宮頸管の粘液を固くして、精子が子宮内に入りにくくする効果もあります。

なぜ生理痛が緩和されるの?

低用量ピルとは、エストロゲンとプロゲステロンの2種類の女性ホルモンを含有する薬剤です。低用量ピルには排卵を抑制する作用があるので、子宮内膜が厚くなりにくくなります。そのため、経血量の減少が期待でき、生理痛の改善につながると考えられています。

実際にピルを服用した方からの声として、

「生理痛が非常に強く、毎月仕事を休むこともあったが、ピルを使用し始めてから生理痛が軽減され、仕事に支障をきたすことがなくなった。」

「生理痛が強く、腰痛もあったが、ピルを使用し始めてから生理痛が軽減され、腰痛も和らいだ。」

「生理痛と生理不順があっが、ピルを使用し始めてから生理痛が軽減され、生理不順も改善された。」

上記のように、ピルによって生理痛が緩和されたという報告が多くあります。

ただし、個人差があるため、必ずしも全ての女性にとって効果的な治療法とは限りません。

生理痛が続く場合は、医師に相談して適切な治療法を見つけることが大切です。

低用量ピルの正しい内服方法と副作用

月経開始から5日以内に一日一回、同じ時間帯に服用します。

○21錠タイプ
21錠タイプはホルモンが入っているピルが21錠で1シートとなり、7日間は休薬期間となります。休薬期間後、8日目から新しいシートのものを飲み始めます。

○28錠タイプ

ホルモンの入ってる錠剤21錠にホルモンの入っていない錠剤(プラセボ錠)7錠の合計28錠で1シートとなります。28日間で1サイクルとして考えるため休薬期間はありません。しかし、最後の7錠は偽薬になっており、ピルの成分は含まれていないので飲み忘れても特に問題はありません。飲み忘れ防止のためについているものとなります。※当院での処方は28錠タイプとなります。

副作用としては、吐き気、頭痛、嘔吐、乳房の張りや痛み、不正出血といった症状が、低用量ピルの服用を始めて最初の1〜2カ月の間に起こることがあります。ただし、多くの場合は服用を継続するうちに治まります。

低用量ピルの服用により、血栓症や乳がん、子宮頸がんを発症する可能性がわずかに高まるとされていますが、適切な定期検診を受けていれば早期発見が可能です。低用量ピルを長期で飲む場合は、定期的に検査を行うことをおすすめします。

まとめ

低用量ピルを内服することで排卵を抑制させ女性ホルモンの変動を抑える働きがあります。そのため、女性ホルモンが原因となる生理痛やPMSの改善も期待できます。正しい内服方法や副作用に注意して生理痛のない快適な生活を過ごせるようにしましょう。

当院では、LINE公式アカウントから患者様一人ひとりにあったピルの処方をしております。相談も24時間受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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