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【更新日】2025.05.09   【監修者】横井 謙一郎

中用量ピルとは?生理日調整と副作用を医師が解説【安全な使い方】

監修医師

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パーソナルケアクリニック 医院長
横井 謙一郎
Kenichiro Yokoi

「来月の大事な出張、ちょうど生理と重なりそう…」「旅行の時だけ生理をずらせないかな?」と考えたことはありませんか?

生理日をコントロールする方法として注目されているのが「中用量ピル」です。低用量ピルは知っていても、中用量ピルについては情報が少なく、どう選べばいいのか悩む方も多いでしょう。

実は中用量ピルは適切に使えば、生理日の調整だけでなく月経痛の軽減にも効果があります。ただし、正しい知識と医師の指導のもとで使用することが大切です。

この記事では、婦人科専門医の監修のもと、中用量ピルの基本から効果的な使い方、気になる副作用まで徹底解説します。出張や旅行で生理を避けたい方に、わかりやすくお伝えします。パーソナルケアクリニックなら安心・安全にオンライン診療で中用量ピルを処方しています。

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中用量ピルとは?成分と特徴【基本ガイド】

まずは中用量ピルの基本情報をご紹介します。低用量ピルとの違いや特徴を理解しましょう。

  • 中用量ピルとは何か―低用量・高用量との違い
  • 中用量ピルとはどんな成分配合?エストロゲン量を解説
  • 中用量ピルとは主にいつ使う?避妊・月経移動・治療目的

中用量ピルとは何か―低用量・高用量との違い

「中用量ピルって聞いたことあるけど、低用量ピルとどう違うの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

中用量ピルとは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの含有量が低用量ピルより多く、高用量ピルより少ない経口避妊薬です。具体的には、エチニルエストラジオールが30〜50μg含まれています。

これに対して低用量ピルは20〜30μg、高用量ピルは50μg以上のエストロゲンを含んでいます。量の違いにより、効果の強さや副作用のリスクが変わってきます。

中用量ピルは低用量ピルより即効性があり、生理日の調整に向いています。一方で、長期的な避妊目的なら副作用の少ない低用量ピルが推奨されることが多いのです。

中用量ピルとはどんな成分配合?エストロゲン量を解説

「成分表示を見ても、何がどれくらい入っているのかわからない!」そんな声にお答えします。

中用量ピルの主成分は、人工的に合成された女性ホルモン2種類です。一つはエストロゲン(卵胞ホルモン)で、もう一つはプロゲステロン(黄体ホルモン)です。

日本で処方される代表的な中用量ピルには、エチニルエストラジオール(EE)35μgとノルエチステロン1mgを含む製剤や、EE35μgとレボノルゲストレル0.5mgを含む製剤があります。

これらの配合量は、自然な月経周期のホルモン変動を模倣するように設計されています。ただし、同じ「中用量」でも製剤によって含有量や比率が微妙に異なるため、体質に合わせた選択が重要です!

中用量ピルとは主にいつ使う?避妊・月経移動・治療目的

「中用量ピルはどんなときに使うべきなの?低用量と使い分けるの?」という疑問にお答えします。

中用量ピルの主な使用目的は大きく分けて3つあります。まず一つ目は生理日調整です。出張や旅行、イベントなど、特定の日に生理を避けたい場合に短期的に使用します。

二つ目は避妊目的ですが、現在は副作用の少ない低用量ピルが主流となっています。ただし、一部の方には中用量ピルの方が合う場合もあります。

三つ目は月経困難症やPMS(月経前症候群)の症状緩和です。ホルモンバランスを整えることで、生理痛や情緒不安定などの症状を軽減する効果が期待できます。

特に短期間での生理日調整には中用量ピルの即効性が適しているため、初めて使う方も多いのです。次のセクションでは具体的な使い方をご紹介します!

中用量ピルとは生理日を動かす味方―効果と服用タイミング

生理日を自分の都合に合わせて調整する方法を具体的に解説します。旅行や出張前に知っておきたい情報です。

  • 生理を遅らせる場合の中用量ピルとは服用開始時期
  • 生理を早める場合の中用量ピルとは服用方法
  • 旅行・出張・試験別!中用量ピルとは活用シミュレーション

生理を遅らせる場合の中用量ピルとは服用開始時期

「出張のために生理を遅らせたいけど、いつから飲み始めればいいの?」多くの方が抱えるこの疑問にお答えします。

生理を遅らせるには、通常の生理開始予定日の5〜7日前から中用量ピルの服用を始めるのが一般的です。例えば5月20日に生理予定なら、5月13〜15日から服用を開始します。

服用は毎日同じ時間帯に1錠ずつ飲み続けます。生理を遅らせたい期間中はずっと服用し、生理を迎えたい日の3〜4日前に服用を中止します。中止後2〜4日以内に消退出血(生理に似た出血)が始まります。

なお、初めて使用する場合は効果に個人差があるため、余裕をもって医師に相談することをおすすめします。大事な予定の直前に初めて使うのは避けた方が安心です!

生理を早める場合の中用量ピルとは服用方法

「逆に生理を早めることはできるの?」意外と知られていませんが、中用量ピルで生理を早めることも可能です!

生理を早めるには、現在の生理周期の終わり(次の生理予定の約2週間前)からホルモン剤の服用を開始します。服用を3〜5日続けた後に中止すると、数日以内に消退出血が起こります。

ただし、この方法は体のホルモンバランスをより大きく変えることになるため、医師の指導のもとで行うことが重要です。自己判断での実施は避けましょう。

また、生理を早める場合は周期がより乱れやすいため、次の生理までの期間が通常より長くなることがあります。計画的に使用し、不安な点は医師に相談することをおすすめします。

旅行・出張・試験別!中用量ピルとは活用シミュレーション

「具体的にどんなケースでどう使えばいいの?」実際の場面に合わせた使用例をご紹介します!

【海外出張の場合】重要なプレゼンが6月10日、生理予定は6月8日の場合、6月1日から中用量ピルの服用を開始。出張が6月15日まで続くなら、14日まで服用を続け、帰国後に服用中止。時差がある場合は日本時間で服用時間を決めておくと管理しやすいでしょう。

【結婚式の場合】自分の結婚式が5月20日で生理予定が5月18日なら、5月12日頃から服用開始。挙式と新婚旅行が終わる5月25日まで服用を続け、その後中止することで生理をコントロールできます。

【試験の場合】大事な資格試験が4月15日で生理予定が同日頃なら、4月8日から服用開始。試験終了後も1〜2日は服用を続け、その後中止するとよいでしょう。

いずれの場合も、初めて使用する際は効果や副作用に個人差があるため、事前に医師に相談し、余裕をもったスケジュールを組むことが大切です!

中用量ピルとは副作用・リスク―安全に使うチェックリスト

中用量ピルを安全に使用するために、知っておくべき副作用とリスク、そして対処法を解説します。

  • よくある副作用と対処法
  • 血栓症など重大リスクと禁忌
  • 中用量ピルとは低用量ピルより副作用が強いって本当?

よくある副作用と対処法

「中用量ピルを使ってみたいけど、副作用が怖いな…」という不安は多くの方が感じるものです。実際にはどんな副作用があるのでしょうか?

中用量ピルの比較的よくある副作用としては、吐き気、頭痛、むくみ、不正出血などが挙げられます。特に服用開始から1〜3日目に吐き気を感じる方が多いようです。

これらの副作用への対処法としては、就寝前に服用する(吐き気対策)、水分摂取を適切に行う(むくみ対策)、服用時間を一定にする(不正出血対策)などが効果的です。

多くの場合、これらの副作用は服用を続けるうちに徐々に軽減していきます。しかし、症状が強い場合や2〜3ヶ月経っても改善しない場合は、医師に相談して別の製剤に変更することも検討しましょう!

血栓症など重大リスクと禁忌

「重大な副作用って本当にあるの?私は大丈夫?」この不安にしっかり向き合いましょう。

中用量ピルの最も注意すべき副作用は血栓症のリスク上昇です。特に喫煙者、35歳以上、高血圧、肥満、または血栓症の家族歴がある方はリスクが高まります。

以下の方は中用量ピルの使用が禁忌とされています:

  • 血栓症の既往歴がある方
  • 重度の高血圧の方
  • 心臓弁膜症や心房細動がある方
  • 乳がんや子宮内膜がんの既往歴がある方
  • 肝機能障害のある方
  • 妊娠中または妊娠している可能性がある方

また、長時間のフライトなど血栓症リスクが高まる状況では特に注意が必要です。水分をしっかり摂り、定期的に歩くなどの対策を心がけましょう。不安な点は必ず医師に相談してください!

中用量ピルとは低用量ピルより副作用が強いって本当?

「中用量と低用量、どっちが副作用強いの?」多くの方が気になるこの比較、実際はどうなのでしょうか?

結論からいうと、一般的にエストロゲン量が多い中用量ピルの方が、低用量ピルよりも副作用が出やすい傾向があります。特に吐き気やむくみといったエストロゲン関連の副作用が強く出ることがあります。

しかし、すべての人にあてはまるわけではありません。プロゲステロン(黄体ホルモン)に敏感な方は、配合されているプロゲステロンの種類や量によって、低用量ピルでも副作用を強く感じることがあります。

中用量ピルは短期間の使用であれば、副作用のリスクを最小限に抑えることができます。長期的な避妊や治療目的なら低用量ピルの方が適している場合が多いですが、最終的には医師と相談して自分に合ったものを選ぶことが大切です!

中用量ピルとは費用・処方ルート完全比較

中用量ピルを入手する方法と費用について、対面診療とオンライン診療を比較しながら詳しく解説します。

  • クリニック対面診察の費用相場
  • オンライン診療で中用量ピルとは最短何日で届く?
  • 保険適用の有無と支払いを抑えるコツ

クリニック対面診察の費用相場

「実際にクリニックに行くといくらかかるの?」気になる費用面をチェックしていきましょう!

婦人科での対面診察で中用量ピルを処方してもらう場合、初診料・再診料と処方箋料、そして薬剤費がかかります。初診料は保険適用で3,000円前後、再診料は1,000円前後が一般的です。

中用量ピルの薬剤費は1シート(21錠または28錠)あたり2,000〜3,500円程度で、保険適用外(自費)となるケースがほとんどです。ただし、月経困難症などの治療目的であれば保険適用となることもあります。

また、一度の診察で処方される量は医師の判断によりますが、初回は1〜2シート、その後の診察で問題がなければ3〜6シート処方されることが多いです。初めて処方を受ける際は、副作用の確認のため、比較的少ない量からスタートするのが一般的です!

オンライン診療で中用量ピルとは最短何日で届く?

「忙しくてクリニックに行く時間がない!オンラインでも処方してもらえるの?」その答えはYESです!

オンライン診療なら、スマホやパソコンから予約して診察を受けることができます。初診からオンライン診療が可能なクリニックも増えており、処方薬は自宅や指定場所に配送されます。

処方から配送までの期間は、クリニックによって異なりますが、最短で診察当日に発送、翌日には届くところもあります。一般的には診察後2〜4日程度で手元に届くことが多いでしょう。

出張や旅行の直前に生理が来そうな場合は、余裕をもって10日前くらいにはオンライン診療を受けることをおすすめします。パーソナルケアクリニックでは、初診からオンラインで中用量ピルの処方が可能で、最短翌日配送にも対応しています。急ぎの方はぜひご相談ください!

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保険適用の有無と支払いを抑えるコツ

「なるべく費用を抑えたい!何か良い方法はある?」賢く利用するコツをご紹介します。

中用量ピルは基本的に保険適用外(自費)ですが、月経困難症や子宮内膜症などの治療目的であれば、保険適用になることもあります。このケースでは診察時に症状をしっかり医師に伝えることが大切です。

費用を抑えるコツとしては、以下のポイントがあります:

  • 複数シートまとめて処方してもらう(1シートあたりの価格が安くなることが多い)
  • オンライン診療専門クリニックを利用する(対面よりも診察料が安いことが多い)
  • 定期的に処方を受ける場合は、同じクリニックを継続利用する(再診料の方が安い)
  • 処方アプリのポイントやクーポンを活用する

また、いくつかのクリニックでは初回限定割引や紹介割引などの特典を実施していることもあります。複数のクリニックを比較して、自分に合ったところを選ぶことも賢い選択です!

中用量ピルとは妊活・将来への影響Q&A

将来の妊娠計画やホルモンバランスへの影響など、中長期的な視点からの疑問に答えます。

  • 長期使用で妊娠しにくくなる?
  • ホルモンバランスと体重増加への影響
  • 中用量ピルとは以外の月経コントロール法比較

長期使用で妊娠しにくくなる?

「将来、子どもが欲しいと思っています。ピルを使うと不妊になったりしないの?」こうした心配は多くの方が持っています。

結論からいうと、中用量ピルを含むホルモン避妊薬の使用は妊孕性(妊娠する能力)に永続的な影響を与えることはありません。科学的研究により、ピルの使用を中止すれば、通常1〜3ヶ月以内に排卵が再開することが確認されています。

ただし、個人差があり、服用期間が長かった場合や年齢が高い場合には、正常な排卵周期に戻るまでに時間がかかることもあります。また、もともと排卵障害などの問題があった場合、ピル中止後にその症状が顕在化することがあります。

将来の妊活を考えている方は、短期的な生理日調整目的で中用量ピルを使用する分には心配ありません。長期的な使用を考えている場合は、医師と相談し、定期的な健康チェックを受けることをおすすめします!

ホルモンバランスと体重増加への影響

「ピルで太るって聞いたけど本当?ホルモンバランスは崩れない?」この不安にお答えします。

中用量ピルに含まれるエストロゲンによって、軽度の水分貯留(むくみ)が起こることがあります。また、ホルモンの影響で食欲が増加する方もいるため、体重増加を感じる場合があります。

ただし、科学的研究では、ピルの直接的な効果による大幅な体重増加は証明されていません。個人差が大きく、中用量ピルの短期使用であれば、体重への影響は一時的なものにとどまるケースがほとんどです。

また、ホルモンバランスについては、服用中は人工的にコントロールされた状態になりますが、中止後は通常1〜3ヶ月程度で元の周期に戻ります。ただし、もともとホルモンバランスが乱れていた方は、ピル中止後にその症状が再び現れることがあります。

心配な方は、体重を定期的に記録したり、服用中の体調変化に注意を払ったりしながら、気になる症状があれば医師に相談しましょう!

中用量ピルとは以外の月経コントロール法比較

「中用量ピル以外にも生理をコントロールする方法はあるの?」他の選択肢も知っておきたいですよね!

生理日をコントロールする方法としては、中用量ピル以外にも以下のような選択肢があります:

  • 低用量ピル:エストロゲン量が少なく副作用リスクが低い。長期使用に向いているが、即効性は中用量より劣る
  • 超低用量ピル:さらにエストロゲン量が少なく副作用が少ないが、不正出血が起きやすい
  • プロゲスチン製剤(ミニピル):エストロゲンを含まず、授乳中や高血圧の方も使用可能
  • レボノルゲストレル放出子宮内システム(IUS):子宮内に装着し、長期間(3〜5年)ホルモンを放出

それぞれの方法にはメリットとデメリットがあります。例えば、低用量ピルは副作用が少ない反面、生理日の調整には中用量ピルほどの即効性がない場合があります。

また、漢方薬や鎮痛剤など対症療法的なアプローチもありますが、生理日自体を確実に移動させることはできません。自分のライフスタイルや体質、目的に合った方法を医師と相談しながら選ぶことが大切です!

まとめ

この記事では、中用量ピルの基本情報から具体的な使用方法、副作用、入手方法まで詳しく解説しました。主なポイントをおさらいしましょう。

中用量ピルは生理日をコントロールするのに効果的な選択肢であり、特に出張や旅行、イベントなど、重要な予定に合わせて生理をずらしたい場合に役立ちます。低用量ピルより効果が強い反面、副作用のリスクも若干高くなります。

安全に使用するためには、必ず医師の診察を受け、自分の体質や健康状態に合った製剤を選ぶことが重要です。また、禁忌事項に該当しないか、服用のタイミングは適切か、副作用への対処法は理解しているかを確認しましょう。

特に初めて使用する場合は、重要な予定の直前ではなく、余裕をもって試してみることをおすすめします。不安や疑問がある場合は、いつでも専門医に相談することが大切です。

中用量ピルについてさらに詳しく知りたい方や、自分の状況に合わせた具体的なアドバイスが欲しい方は、パーソナルケアクリニックでのオンライン診療をぜひご利用ください。専門医が丁寧にカウンセリングし、最適な処方を行います。

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監修医師

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パーソナルケアクリニック 医院長
横井 謙一郎
Kenichiro Yokoi

2019年医師免許取得 2021年臨床研修終了 2022年パーソナルケアクリニック開業 以降2万人以上の診療実績 コロナ禍にクリニックをオープン、医療というインフラへのアクセス方法や実際のサービスの提供方法が今の時代に合っていないと感じ、生活に寄り添った形でパーソナルに使ってもらえる医療を提供することを目指して開業